チュニジアでのテロ イスラム国が犯行声明か!? [ニュース]
チュニジアの首都チュニスにある国立バルドー博物館が武装集団に襲撃されたテロ事件で、
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」は19日、博物館襲撃の犯行を認める音声声明を
インターネット上で発表したそうです。
連日、TVや新聞で報道されているこの事件ですが、やはりというか、予想通り「イスラム国」の犯行
だったのでしょうか?
インターネット上で発表された音声声明は、男2人の名前をあげ、博物館襲撃の実行犯として「イスラム国の騎士」
とたたえたました。ただ、ここで気になるのは、チュニジア当局が既に発表していたチュニジア国籍の実行犯2人の
名前とは異なっているので、同じ人物なのかどうかは現在のところ不明だそうです。
チュニジア当局は19日までに、襲撃事件に関わったとして9人を逮捕したそうです。このうちの4人は
博物館襲撃事件に直接関与し、残りの5人は手助けなどをした疑いが持たれているようです。
チュニジアの一部メディアは19日までに、博物館を襲撃し、治安部隊に殺害された2人について、イスラム国の
メンバーだと指摘しました。このメンバーは、内戦状態にある隣国リビアの軍事訓練キャンプで戦闘のノウハウを
学んだチュニジア人だそうです。
現地のマスコミの報道によれば、2人はリビア東部で地中海に面するデルナで訓練を受けたようです。デルナは現在、
イスラム国の関連組織の拠点となっているようです。もしこの報道が事実なら、テロ実行犯とイスラム国は何らかの
つながりがある可能性もあります。
TVや新聞の報道によると、チュニジアからシリアやイラクに戦闘員として渡航した人物の数は3000人ともいわれて
います。治安当局はこうした人物が今後、母国や欧州でテロを起こすことを警戒しているようです。
19日にロイター通信が伝えた内容によると、、チュニジア政府の話として、外国人観光客20人と、チュニジア人
3人が死亡したと伝えています。さらに、死亡した外国人観光客の中には日本人3人も含まれているそうです。
チュニジアというと、観光が有名で、政情は比較的安定していてテロとは無縁のイメージだったのですが、近頃では、
観光客を狙った無差別テロが世界中で起こっていることを考えると、どこに行っても安全なところなどないように
思えてなりません...
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